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ノンフタルの意味

フタル酸は、元々固い塩ビ材料を加工しやすいよう柔らかくするために添付する可塑剤で最も広く使われているものです。

フタル酸の中で、DEHP(DOP)、DBP,BBPは、EUでは12歳以下のおもちゃと3歳以下の育児用品で0.1%以下での使用制限が設けられ、日本では6歳以下のおもちゃに同様の0.1%以下での使用制限がされています。 日米欧が実施したDEHPのリスク評価では何れの評価書でも「さらなる措置を講ずる必要はない」との科学的な結論に至っています。

フタル酸の中で、DINP、DIDP,DNOPは、EUでは口に含まれる可能性のある1辺が5cm未満のおしゃぶりや育児用品に0.1%以下での使用が禁止されています。 日本では、6歳以下の玩具と育児用品に同様に0.1%以下での使用が禁止されています。 アメリカもEU日本に並んで同様です。

EUでREACHやROHS規制の対象とされていますが、誤解されているのは、上記の内容に即していない場合を懸念しての検閲的な処置ともいえ、申告して用途が認められれば使用可能なのです。 また、家具では上記のとおり、現段階では全く規制対象となりません。

弊社では、それでも懸念するというお客さまには、上記6種類を使わない商品を多数サンプル帳で掲載しております。 例えば、クレンズ2などの多色商品が一例です。

一部、不安をあおるような形でノンフタル=フタル酸未使用という商品があたかも正統のように言われますが、現実的ではなく、安定したフタル酸系列で十分です。 不安をあおり商売に繋げるような業者に対しては、我々も注意を促していきながら、個々のお客様に則した商品は何時でも、多色でも対応できますことを此処に記しておきます。

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